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入れ歯
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補綴専門医が歯を並べて作る
治療用義歯

多くの歯科医院においては入れ歯を作る際の技工操作の90%以上は歯科技工士任せで行うことが多いです。
当院では治療用義歯を製作する際の技工操作の大部分を補綴専門医である歯科医師が行います。
数多くの歯科医院がある中で実際に歯科医師が自分で歯を並べて入れ歯を作る歯科医院はほとんど存在しません。
技工士の多くは模型や写真でしか患者さんのことを見ることができず患者が本当に満足いくものを作ることは難しいと考えるからです。
歯の大きさや歯の色、口元のはりや顔との調和などは実際に患者さんの眼の前で直接確認し、
患者さんの感想を直接聞いて見ないとないとわからないものなのです。
自ら歯を並べることができるからこそ実際患者さんのお口に入れたものを患者さんの眼の前で歯並びを修正することが可能なのです。

引っ張って外れないことがゴールではなくちゃんと食べれて見た目も良くその状態が長持ちすることが治療のゴールです。

患者さん
一人一人に
最適な治療を

自費で入れ歯(義歯)を作った場合と保険の入れ歯とでは、何十倍もその費用は違います。これは、自費診療の入れ歯が高いのではなく保険治療の入れ歯が安すぎるのです。

このような安い値段でまともに作れると思いますか?

そんなことは不可能です。
歯科技工士の数は減っていく一方ですし、まず保険の入れ歯だけで個人で技工士を開業しようという人は、経営が成り立たないためいません。つまりこの制度はすでに破綻していると言って良いと思います。今後さらにこの傾向は加速していきます。

最終的に入れ歯はSMLのように(工業製品)既製品になり、それをお口の中で合わせるような時代がすぐそこまで来ています。

保険治療を希望される場合の多くは、現在の義歯を修理するだけで満足することがほとんどです。もしちゃんとした入れ歯を作る際には「どのような材料でどのように直すのか」や、「自費か保険か」を考えるのでなく、その患者さんが

本当に何を望んでいるのか?
何に困っているのか?
最終的にどうなりたいのか?
費用だけではなく時間も含めどのくらいのコストをかけられるのか?

鈴木歯科医院では、患者さんと話をし、どのような治療のゴールを目指すのかを医院側と患者側とで共有してから初めて治療をスタートしていきます。

義歯治療におけるトレーニングと
リハビリテーションの重要性

Denture treatment is rehabilitation

義歯治療においてトレーニングとリハビリテーションが重要というのは、世間では一般的ではないでしょう。

元気な人のための、あるいはアスリートのためのリハビリのようなものと病人に対するリハビリを別物だと考えております。今歯科の世界で行われているのは病人に対するリハビリで健康な人に対してリハビリするという考えは一般的ではありません。

でも、本当はこれが必要なことなのです。今後日本にこれを発信していけたら良いなと考えております。多くの歯医者も患者さんも良い入れ歯を入れればよく噛めると思っています。これは間違いです。

義歯治療においてトレーニングとリハビリテーションが重要だということはあまり知られておりません。アスリートやもともと健康だった人のためのリハビリテーションと病人のためのリハビリテーションは別物であり、目標とするゴールが異なります。前者は健康だった頃の高い機能を取り戻すことをゴールとするのに対して、後者は最低限社会生活を行えるようにするところをゴールとしております。今歯科の世界で一般的に行われているリハビリテーションは最低限のリハビリテーションであり、元あった高い機能を回復するためのリハビリテーションは積極的には行われておりません。多くの歯医者や患者は良い入れ歯になれば、なんでも噛める、なんでも食べられるのは当たり前だと考えているのですが、これが大きな間違いなのです。確かに質の高い入れ歯は重要なことは間違いありません。しかしそれ以上に重要なのはリハビリテーションと義歯を使いこなすためのトレーニングなのです。

患者さん一人一人に最適な治療を

入れ歯治療の流れ

ー FLOWCHART ー

  • 01
    資料採得detail
    初日は現在の入れ歯状態、歯がなくなった経緯、これからどうしていきたいのかなどよく話を聞かせていただくことに時間を十分に使います。よほど応急的な処置が必要と判断しない限り実際に行う処置はお口の中の写真とレントゲンを撮るのみとしております。なぜなら総入れ歯の場合はすぐに調整したり、新しい入れ歯を作っても決して患者さんの満足は得られないからです。
  • 02
    1st カウンセリングdetail
    総入れ歯の方であっても様々な治療法が存在します。インプラントを使って取り外しをしなくて良いものにする方法や、インプラントで固定できる入れ歯や総入れ歯でもしっかりと作る方法など様々な治療法が存在します。費用、治療の侵襲、時間、治療の目標などをよく相談し、治療の方向性を決めていきます。
  • 03
    応急処置detail
    治療方針が決まり、当院の方針にどういいていただいた場合はまずは必要であれば応急処置を行います。基本的には痛みを取る処置をメインで行います。この段階では入れ歯が外れることに関しては多くの場合は安定剤の使用の指導や入れ歯の使用法のトレーニングをして対応していきます。
  • 04
    2nd カウンセリングdetail
    1回目のカウンセリングで当院の提案する治療方針に同意が得られた場合はさらに詳しい資料を取り治療方針を考え2回目のカウンセリングを行います。ここではお口の中の写真だけでなく、口元の写真、顔の写真、顔全体のレントゲンや顎関節のレントゲン、お口の中の模型など様々な資料をもとにさらに患者さん一人一人に最適な治療方針を提案させていただきます。良い治療をするためには口の中だけでなく顔全体から診査して治療方針を決定する必要があります。
  • 05
    治療用義歯の制作detail
    インプラントで治療する場合でも、インプラントオーバーデンチャーで治療する場合でも、総義歯で治療する場合でもまずは治療用義歯を製作します。どの治療法であったとしても何もないところに歯を入れるわけですから一回作るだけで上手くいくことはほぼありません。多くの場合これまでの入れ歯に問題があり病的な状態になっているためまずは治療用義歯を作りリハビリテーションを行う必要があります。これにより高いお金をかけ、時間をかけて作るのに噛めない、見た目が納得できないというのを避けることができます。
  • 06
    治療用義歯による
    リハビリテーションdetail
    治療用義歯を調整し、ぴったりあった外れない状態にしていきます。ただどんなに良い入れ歯でも入れ歯の使い方が下手だとよく噛めません。治療用義歯を用いて食べ方を徹底的にトレーニングしていただきます。義歯を使いこなせるようになるまで何度も練習を繰り返していただきます。
    初めは沢庵が食べられないような方でもトレーニングすることで一切入れ歯を調整していないのに最後はりんご丸かじりできるということは数多く経験しております。
    スポーツで考えてみるとわかると思いますがプロのスポーツ選手ならばたとえ質の良くない安物の道具を使ったとしても良い道具を持った素人に負けることはないでしょう。
  • 07
    最終義歯完成detail
    治療用義歯で見た目も問題なく、喋るのも問題なく、食べるのもなんの不自由もない状態になったらこれを最終義歯に置き換えます。全く新しく最終的な入れ歯を作るのではなく、これまで使い込んだ治療用義歯をそのまま預かり最終義歯に置き換えます。履き込んだ靴を形はそのままに材質だけ新しくするようなイメージです。
  • 08
    人工歯置き換えdetail
    入れ歯は毎日使うものです、噛めれば噛めるほど歯の部分はどんどん磨り減ってしまいます。一般的に歯の部分に使われる材質はプラスティックなので数年もすれば磨り減ってしまいます、すり減ると噛み方が代わり噛み合わせがずれてしまい結果として様々な問題が生じてきます。当院ではそのようなことを避けるために最終義歯を装着したのち約6か月から1年で歯の部分を金属あるいはセラミックに置き換えることを推奨しております。もしこれができない場合は数年に一度歯を全て置き換えることを選択していただいております。
  • 09
    メインテナンスdetail
    セラミックや金属に歯を置き換えた場合でもすり減りやかけるなど患者さん自身で変化に気づかないこともあるからです、何も問題ないからとそのまま使っていると後々問題になってしまいます。
    そのためどんなに問題がなくても最低半年に一度は定期検診に来ていただいております。定期検診の際はお口の写真や入れ歯の写真、レントゲン撮影などをし、経年的な変化を記録していきます。

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